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倉山満語録

倉山満(歴史評論家)語録14件


「私は憲政史の専門家を名乗っていますが、歴史学で憲政史は日本近代史の政治外交史に分類されます」


「歴史の基本は政治史です。歴史とは人間の営みの記録である以上、最初にその国やその時代を理解するには、社会の在り方を規定する『政治』から入るのが基本です」


「大国とは、『その国の話を聞かなければ、国際秩序がまとまらない国』を指します」


「私、日本の歴史を勉強してきましたが、日本人の口から『世界を支配する』という単語を聞いた記憶が一度もありません」


「第一次大戦は総力戦でした。総力戦とは、大国どうしが相手の総力を潰すまで戦う戦争です」


「古代以来、朝鮮半島が日本の生命線なのは少しでも国防意識を持つ者にとっては地政学的常識です」
出典『嘘だらけの日韓近現代史』


「イギリス人が単に『革命』と言う場合、清教徒革命ではなく名誉革命を指します」
出典『嘘だらけの日英近現代史』


「中国は、強力なコネ社会です。能力よりも情実が優先します。知り合いの『質と量』こそが、その人の能力です。どこの国でも多かれ少なかれそういう面はありますが、中国の人脈競争は世界一苛烈です」
出典『嘘だらけの日中近現代史』


「平成の初期くらいまでは、『南京大虐殺など、でっちあげだ』などと発言しようものなら、平気で大臣の首が飛んだものです」


「ソ連崩壊により、隠されてきた多くの事実が発見されてきました。その最も重大な事実が、日本の近衛文麿とアメリカのフランクリン・ローズベルトがいかにスターリンにいいように操られてきたかでしょう。国際謀略機関であるコミンテルンが、世界中でどれほどの謀略を繰り広げてきたか」
出典『負けるはずがなかった!大東亜戦争』


「われわれ日本人が真に反省すべきは、戦争をしたことではなく、戦争に負けたことです。一度、国を滅ぼされてしまった。この事実を直視し、敗戦という悲劇を2度と繰り返さないことです。それには敵の手口に学ぶことです」
出典『負けるはずがなかった!大東亜戦争』


「そもそもロシアというのは、旧モンゴル帝国やオスマン・トルコ領をどんどん侵食して奪っていって領土を広げた国です」


「旧ソ連の国々の多くはロシア帝国の時代にほかの国からどんどん取っていった国です。これを『ロシアの脇腹』と言います。ロシアは、胴長短足で脇腹がえらく長い国なのです」
出典『負けるはずがなかった!大東亜戦争』

■注釈
米国のキッシンジャー博士も、ロシアは自分の国の国境がもともと、どこであったのか自分でも分からないほど侵略を続けて大きくなったと指摘している。北方領土を返還するとなると、世界各国から返還要求されて収拾がつかなくなるのではないか。そう考えると、たとえ2島でもそう簡単に返還することはないだろう


「日本は日露戦争で地域大国になり、第一次大戦で世界帝国になりました。そして、われらが石井菊次郎は、ロンドン協定に参加します。これは日本近現代史を語る上で、何があっても抜かしてはいけないぐらい重要です」
出典『負けるはずがなかった!大東亜戦争』

■注釈
仕事をした人ほど、何故か後世の人から名前すら忘れさられるケースがある。そんな人物の一人が外交官、石井菊次郎であろう。倉山は『外交余録』『石井菊次郎遺稿 外交随想』を熟読することで、石井の功績を発見し光を当てた。倉山の大きな功績の一つといえよう



経歴(プロフィール)
■倉山満(くらやま・みつる)
日本の歴史評論家、作家。憲政史研究者。日本近現代史の泰斗、鳥海靖に師事した。1973年12月18日、香川県で生まれる。中央大学文学部史学科国史学専攻卒業。中央大学大学院文学研究科日本史学専攻博士課程単位取得満期退学
  1. 2017/05/01(月) 11:32:31|
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山崎正勝語録

山崎正勝(科学者)語録6件


「多くの学者たちは、たいていの場合、書物、それも千年以上も前に、アリストテレスらが書いたものを、うのみにしていたのです。ガリレオが職人たちから学んだことは、『科学の知識も経験によって確かめなければならない。そのためには、実験が必要だ。』ということでした。この考えは、ガリレオの多くの著作の中に生き生きと脈うっています」


「同じ時期のイギリスのフランシス・ベーコンも、学問を本当に力をもったものにするためには、学者は職人に学んで、経験・実験から自然の原理をつかむことが必要だと主張したのでした」


「ヨーロッパにおける近代科学が、学者の伝統と職人の伝統の結合から生まれた、といわれるゆえんはここにあります」


「ガリレオが、地動説を支持するようになった最大のきっかけは、望遠鏡を用いた天体観測でした」


「オランダの眼鏡屋が遠くのものを近くに見ることのできる筒眼鏡を作ったという噂を伝え聞いたガリレオは、早速、屈折の理論にもとづいて、今日ガリレオ式と呼ばれる望遠鏡を独自に考案し、それを天文学の研究に用いたのでした」


「これは、多くの装置を使って観測や実験を行う、今日のような科学研究のやり方への大きな第一歩となりました」


出典『ガリレオ オールカラー世界の伝記』の解説


■注釈
ガリレオやベーコンが生きた時代は、16世紀半ばから17世紀初めである。日本では戦国時代から江戸時代の初期にあたる。この頃の科学は、実験によって確かめるという今では当たり前のことを行っていなかった。科学を実験によって確かめることを定着させた一人がガリレオである


経歴(プロフィール)
■山崎正勝(やまざき・まさかつ)
日本の科学者、物理学者、科学史家。東京工業大学名誉教授。専門は科学史、科学社会学、物理学史。2012年に『日本の核開発:1939~1955-原爆から原子力へ』(績文堂)で科学ジャーナリスト賞を受賞。1944年10月、静岡県で技術者の息子として生まれた
  1. 2017/04/26(水) 21:18:10|
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アレックス・ヘイリー語録

アレックス・ヘイリー語録4件
(アフリカ系アメリカ人作家)


「昔、こんなコメディがありました。魔法使いが魔法で高いマンションを建て、そこにたくさんの人が住んでいます。住んでいるのは現実の人間ですが、そのマンションは現実には存在しません。おかしいのは、だれかがその魔法を信じなくなると、建物がくずれはじめるのです。みんなが信じていれば、その建物はしっかり建っているのですが」


「民主主義は、このマンションによく似ています。魔法のマンションは合衆国憲法であり、憲法に基づいて作られた法律であり、憲法で認められた権利であり、憲法で決められた責任です」


「わたしたちがわたしたちの民主主義を信じなくなったら、もう民主主義はその役割をはたすことができなくなってしまうのです」


「わたしたちが疑えば、民主主義はゆらぎ、くずれ去ってしまうかもしれません」


■注釈
魔法のマンションの話は、民主主義の本質をついたコメディであるが、これは他のことにも当てはまる。例えば、お金である。1万円札をつくる原価は22円でしかない。なのに、何故一万円の商品やサービスが買えるのか?それは、人々が、それに『一万円の価値がある』と信じているからである。誰も信じなければただの紙切れである。魔法のマンションと同じである


■語録の出典
著 書『正義をもとめて 日系アメリカ人フレッド・コレマツの闘い』の「はじめの言葉」
著 者:スティーブン・A・チン
訳 者:金原瑞人
発行所:株式会社小峰書店


経歴(プロフィール)
■アレクサンダー・パーマー・ヘイリー
【1921年~1992年】アフリカ系アメリカ人作家。著書の『ルーツ』で有名である。ピューリツァー賞、スピンガーン賞を受賞。黒人を主人公とした作品を書き続けた。ニューヨーク州イサカで生まれた
  1. 2017/04/20(木) 21:02:10|
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フレッド・コレマツ語録

フレッド・コレマツ語録9件


「収容所というのは、敵性外国人や危険人物を収容するためのものです」


「わたしのまわりには『敵性外国人』も『危険人物』もいません。家族にも、友人にも、知人にも、これにあてはまる人間はいませんし、わたしもちがいます」


「人には公正な裁判をうける権利があります。国にたいする忠誠心を疑われても、法廷という場で、民主的に疑いを晴らすチャンスを与えられるべきです。わたしたち日系アメリカ人は、公正な裁判をうけることもなく収容所に送りこまれたのです」


「強制退去が人種差別によるものでないとしたら、日系アメリカ人にも公正な裁判をもとめる権利があるはずです」


「日系移民のなかにも、アメリカにたいして忠誠心を持っている人はおおぜいいるし、彼らもやはり、公正な裁判と、公正な待遇を与えられてしかるべきです」


「この国のためなら兵役に服して、いつでも、どこでも、だれとでも、戦えます」


■注釈
第2次世界大戦中、敵国であるドイツ系やイタリア系の人々はそのままであったのに、フレッド・コレマツら日系アメリカ人だけが強制収容所に入れられた。そこにはあきらかにアジア系の人々に対する差別や偏見があった。そのことに異議を唱え、フレッド・コレマツはアーネスト・ビーシングという弁護士と共に、法廷で国を相手に上記のように訴え闘った。しかし結果はコレマツの敗北で終わった。だが、その40年後にコレマツは勝訴し、収容所に入れられた人々の名誉を回復させる


「裁判長、わたしは40年前にこのサンフランシスコで手錠をかけられ、犯罪者として逮捕されたときのことを、いまでもよく覚えています」


「わたしの受けた判決が、判例としてそのまま連邦裁判所の記録に残るかぎり、どんなアメリカ人も、公判や審問なしで刑務所や強制収容所に送りこまれるかもしれないのです」


「わたしは、政府に、かつてのまちがいを認めてほしいのです。そして、人種や宗教や肌の色に関係なく、同じアメリカ人が、あのようなあつかいを2度と受けないようにしていただきたいのです」


■注釈
フレッド・コレマツの主張は認められ、1988年、議会は日系アメリカ人に正式に謝罪をし、強制収容所に送られたなかで存命中の者に一人につき2万ドルの賠償金を支払うことを決めた。 不当に収容所に入れられた人々の名誉は回復され、アメリカ合衆国の土台となる精神『万人平等の精神』を確かめるよい機会ともなった。1998年にコレマツは、アメリカにおける文民向けの最高位の勲章である大統領自由勲章を受章する


※語録の出典
『正義をもとめて 日系アメリカ人フレッド・コレマツの闘い』


経歴(プロフィール)
■フレッド・トヨサブロー・コレマツ
【1919年~2005年】第2次世界大戦期のアメリカ合衆国における、日系人の強制収容の不当性を訴えた権利擁護活動家。日本名は是松豊三郎(これまつ・とよさぶろう)
  1. 2017/04/19(水) 21:40:44|
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重村智計語録

重村智計(朝鮮半島専門家)語録17件


「私は昔、石油会社に勤めていたから、石油の数量を見ればだいたいどういう意味だということがわかる」


「いくら戦闘機や戦車があっても、石油がなければ、何にもできない」


「北朝鮮には、油田はない。海外から輸入するしか方法はない。ところが、外貨がないから多量の石油は輸入できない。北朝鮮の石油の輸入量を調べれば、軍事力や経済力は簡単に理解できるのだ」


「ところが、軍事の専門家や朝鮮問題の専門家は、石油について全く考えなかった」


「北朝鮮は、最盛時で年間約300万トンの原油を輸入していた。1990年代に入って原油の輸入量が100万トンになった。この石油量では、戦争はできない」


「日本では昔から金正日に対して『総書記』という肩書をマスメディアで使っているが、北朝鮮でも韓国でも『国防委員長』と言う」


「これは1998年に憲法改正をして、先軍政治、いわゆる軍優先政治に変えて、国防委員会が事実上全権を握ったからである」


「国防委員長が事実上の元首として全権を行使しているということで、その肩書きを使っている」


「旧ソ連が崩壊し、朝鮮戦争の開始に関する公文書が公開された結果、戦争に導いたのは故金日成主席であったという事実が明らかにされた。こうした最近の外交資料の公開で、国際政治研究では『朝鮮戦争は北朝鮮が始めた』という事実が確認されたのだった」


「自民党の実力者や北朝鮮に親しいと言われた政治家は、統一戦線部担当の金容淳(キムヨンスン)書記だけを相手にしてきたが、拉致問題も正常化問題も進展しなかった」


「統一戦線部は、北朝鮮最大の工作機関であった。日本の政治家は、工作機関の責任者から工作の対象にされていただけである」


「日本が変わった最大の原因は、小泉首相が北朝鮮利権と全く関係のない政治家であったからだ」


「日本の歴代首相で『拉致問題の解決なしに国交正常化なし』と言い続けたのは、小泉首相だけであった」


「他の首相は、なぜ言わなかったのか。北朝鮮利権をねらった自民党実力者たちが、言わせなかったからである」


「日本の政治家や首相、外相が『覚せい剤の密輸をやめない限り、国交正常化も食糧支援もできない』と言わなかったことが、覚せい剤製造と密輸を促した」


「覚せい剤が密輸されているのを知らないわけがない。拉致が起こっていたことを知らないはずがない」


「日本には、国民の救出よりも北朝鮮の利権を優先したと言われてもしかたがない一群の政治家がいた。必ずしも、旧社会党やそれに類する左翼の人たちだけでなく、自民党の中にも北朝鮮の工作機関の責任者と太いパイプをもっている政治家がいた」

出典『北朝鮮崩壊』共著


■注釈
重村智計ほど、北朝鮮のことを分かりやすく書いている本はない。北朝鮮がどういう国であるかが分かるフレーズが満載である。日本の対北朝鮮外交も、2002年に小泉首相が訪朝したことで、180度変わったことが分かる。北朝鮮の事実上の国家元首である国防委員長・金正日が「日本人を拉致した事実を認め、謝罪した」。その後、小泉首相は『拉致問題の解決なしに国交正常化なし』と断言した。この時点で、北朝鮮と利権のあった政治家は何も言えなくなった。朝鮮総連も「拉致はない。デッチあげだ」「反北朝鮮宣伝だ」と主張していたのが、大嘘であったことが分かり、一切そういう発言はしなくなった



経歴(プロフィール)
■重村智計(しげむら・としみつ)
日本の学者、ジャーナリスト。早稲田大学名誉教授。延世大学客員教授。毎日新聞客員編集委員。専門分野は朝鮮半島情勢。1945年9月30日生まれ。 早稲田大学法学部卒業。シェル石油(現昭和シェル石油)に入社。その後、毎日新聞社に入社。ソウル支局長。ワシントン特派員。論説委員などを歴任
  1. 2017/04/18(火) 21:53:50|
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