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小宮山宏語録

小宮山宏(東京大学元総長)語録全8件



「皆さんには常識を疑う確かな力を養ってほしい。学問的な疑いの直感は、その人の頭の中で多様な知が関連付けられ、構造化されて初めて働くものだ。知を構造化することと、大量の情報をもつことは、全く異なる」
注釈:東京大学の入学式の式辞にて(2007年4月12日)


「最近は、インターネットを駆使して誰でも大量の情報を短時間のうちに入手できるようになった。このような情報環境の中で育った皆さんは、学術情報は簡単に手に入るのが当然だと思っているだろう。しかし、ひと昔前は全く違っていた。私が若い教授だったころ、学術情報を入手するためには、多くの論文に目を通したり、人に話を聞いたり、カードを作って整理したりと、大変な手間が必要だった。もちろん現在の方が便利に決まっている。しかし、その便利さにこそお落とし穴がある。情報収集にかけた膨大な手間と時間は、無駄なように見えて、決して無駄ではなかった。その作業を通じて頭の中で多様な情報が関連付けられ、構造化され、それが『閃き』を生み出す基盤になっていたからだ。インターネットで入手した、構造化されていない大量の情報は『思いつき』を生み出すかもしれないが、『閃き』を生み出すことは極めて稀だ。頭の中に、いかに優れた知の構造を作ることができるか、それが常識を疑う確かな力を獲得する鍵なのだ」
注釈:東京大学の入学式の式辞にて(2007年4月12日)


「20世紀は知識が爆発的に増えました。その結果、学問分野もいくつもの専門にどんどん細分化されて、全体像を見ることが難しくなっています。知識をより効率的に活用するためには、増え続ける知識間の相互の関連付けが必要です」


「助手たちから研究室の運営についてクチバシを突っ込まれると、私だって腹が立ちます。でも、そこで一喝した途端、次から彼らは重要な情報を私の耳に入れなくなるでしょう。それでは私が裸の王様になってしまうので困るのです。腹が立ってもそれを表面に出さない。つまりは怒らないことにしているんです」


「若いころは、これは他人に負けないという専門分野をひとつ持つことすら難しい。ただ、本気で自分をさらして人と議論を続けていくことで、自信のある分野ができてきます。逆に年齢を重ね、ある分野で成功しはじめると、鋭い指摘を受けることもあるでしょう。そんなときには、多少痛くても我慢することです」


「私は普段から3つのことを心がけています。課題を解決策なく放っておかないこと。自分で生の情報にあたること。そして、人と積極的に議論を交わすことです」


「バブルのころ、日本のビジネスマンは醜いぐらいに傲慢だったでしょう。何やったって日本の勝ち、欧米に学ぶものは何もないと」


「これからの教育の目的は人間力と学力の向上だと思っています。人間力は、やはり少子化や都市化の影響でどんどん落ちてくる。これはもう避けようがない現実です。でも、インターネットが、人と人との脳みそが連結するツールとなってくれるのなら、それはひとつの救いですね」


関連サイト
教育者(日本)語録集
http://bit.ly/1e0TiTS


小宮山宏(こみやま・ひろし)経歴(プロフィール)
日本の工学者、教育者、東京大学総長。昭和19年(1944年)父親の出征中に母親の疎開先(実家)である栃木県宇都宮市で生まれる。3歳で東京都目黒区へ移り、以後同地で育つ。東京大学工学部化学工学科卒業、東京大学大学院工学系研究科修士課程・博士課程修了。東京大学工学部化学工学科教授。大学院工学系研究科長・工学部長、理事・などを経て総長に就任。三菱総合研究所理事長、石油精製・販売大手のJXホールディングス取締役、化学工学会会長、政府教育再生会議委員、日経BP社日本イノベーター大賞選考委員長などを務める。
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  1. 2012/08/09(木) 22:21:13|
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