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森村誠一語録

森村誠一語録全16件



「事実は小説よりも奇なりは、小説作家にとって敗北である。虚構は事実よりも奇でなければならない」


「戦時中、人間のあらゆる自由と共に読書の自由を奪われた私は、それがトラウマとなり、敗戦当日、我が町と我が家を戦火に焼かれた光景が、作家を志した原体験となった」


「戦争が終わって、もはや強制的な停電はなくなり、夜を徹して本が読める。それは私にとって新鮮な喜びであった」


「会社を辞める日、仲間たちが送別会を開いてくれた。そのとき上司が、小説で食えなくなったら、いつでもホテルに戻って来なさいと言ってくれた。私は野垂れ死にをしても、元の職場には戻らないと決意した」


「人が本を読むのは、自分の知らない精神世界を覗きたいがためである。本を読むことによって未知の精神の視野が開ける。読者の知的な背丈よりも多少高い作品を読むと、そのギャップの間に葛藤が生じる。その葛藤を克服したとき、読者の知的背丈が伸びる。これが最も大きな読書の効用である」


「なんらかの形で社会に貢献したいという理念を作家自らが捨てたとき、小説は読者から見放されるであろう。その作品には、もはや作者の志もメッセージもなく、暇潰しにもならない。読めば読んだだけ読者は損をする」


「作家とは本来、オリジナリティと批判精神を生命(いのち)とする者である。この二つを失った者は作家ではない。社会のすべて、その時代のすべてのものが右へならえしても、おのれの信ずるところに従い、時流に流されないのが作家たる者の身上である」


「人間を描くためには、人間の悪性も書かなければならない。悪は悪性を描くことが目的ではなく、悪性も人間の必要不可欠な要素として描いて、その人間を浮き彫りにすることが目的である」


「小説には鉄則はないが、タブーはある。小説は別名、創作と言われるように独創性(オリジナリティ)が生命である。オリジナリティなき作品は、存在価値が薄くなる。同じテーマを異なる作家、あるいは同一の作家が何度取り上げ、掘り下げてもよいが、そのつど新たな切り口と視点(アングル)が求められる」


「創作において最も忌み嫌われるものは、盗用や剽窃(ひょうせつ)である。盗作や剽窃は作家として最も恥ずべき行為である。どんなに素晴らしい作品世界を構築しても、盗作や、あるいは剽窃があると、たとえそれが作品の一部であっても、作品全体の価値を否定されてしまう」


「言葉は文化の原点である。言葉によって人類は知識を蓄え、情報を集め、技術を磨き、芸術を創造し、文化を築き上げた。悪い文化もある。言葉がなければ大量破壊兵器や核兵器も発明されなかったであろう」


「文化の源は言葉であり、人間はまず言葉によって多くの知識を獲得し、外存するものを自分の中に取り込む。自分の経験とおもい込んでいても、たいてい他人、それも過去から現在までの膨大な知識、経験の集積を受け継いだものである。その媒体となったものが言葉である。もし言葉がなければ、我々は石器時代に戻ってすべてを経験し直さなければならない」


「小説の別名はフィクションというように、小説世界は虚構(うそ)である。だが、虚構の奥に作者の真実がある。その真実を虚構で包装するのが、小説である。だから読者が自分の人生に照らし合わせて共鳴するのである」 


「文章作法は名文の模倣から始まる。文章と共に構成や、作者の志や姿勢、思想、テーマの選び方などを学ぶ」


「自分の創作に追われている職業作家は読書量が絶対的に不足してくる。選考委員を務めていると、強制的に他人の作品に触れる。優れた才能や作品に触れる絶好の機会でもある」


「作家の運命は編集者との出会いによって決まる。(中略)作家にとって優れた編集者は戦国の群雄の軍師のような存在である」


※『作家とは何か』より抜粋。


関連サイト
作家(日本)語録集 
http://bit.ly/RC9JWI


森村誠一(もりむらせいいち)経歴(プロフィール)
日本の小説家・作家。推理小説、時代小説、ノンフィクションなどを手がける。1933年1月2日生まれ。埼玉県熊谷市出身。青山学院大学文学部英米文学科卒。9年に及ぶ作家生活を経て作家となる。江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞などを受賞。
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  1. 2013/01/25(金) 23:22:58|
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